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配送ロボがフロアを移動し社内便を配送、日本郵便が実証実験開始

日本郵便(株)は、物流分野での配送ロボットの活用に向けた実証実験を3、4日の日程で実施している。配送ロボットがエレベーターと連動してフロア間を移動することで社内便を配送。屋内環境での実用化をめざす取り組みの一環だ。

エレベーターを連携させ配送ロボが自律配送

 東京・大手町の日本郵便本社での実験は2017年度以来、配送ロボットの可能性を検証するため、継続的に実施している。マンションやビルなどの屋内環境では、個人宅やオフィスへの配送にあたってエレベーターによる立体的な移動が不可欠だ。実験は、ロボットのエレベーター連携を核として、始点から終点まで自律での配送を行うことを目的としている。

 使用している配送ロボット「YAPE」は、イタリアのハイテクメーカーe-Noviaの子会社「Yape」が開発した最新AIを搭載した配送ロボットだ。外寸は縦60㎝×横70㎝×高さ80㎝。国内では日本郵便や慶応大学などと共同で実験を複数回行なっている。18年12月には、e-Noviaと日本郵便が実施した実証実験で、屋内および屋外配送ロボットとして信頼できる能力を証明済みという。

エレベーター連携は日立ビルシステムと日立製作所が担当

 省人化配送をめざす「実験は、14階のメールセンターで社内便を積み込み エレベーターまで移動/エレベーターを呼び出し、目的フロアへ移動/9階および6階の配送先の所定場所で停止し、社内便を受け渡し/配送完了後、センターへ戻る――という手順だ。配送ロボットのエレベーター連携対応と取りまとめは(株)日立ビルシステムと(株)日立製作所が担当。「YAPE」の日本での独占取扱権を保有しているDrone Future Aviation社が、自律走行を実施する。

 日本郵便は、今回のエレベーター連携を含め、屋内環境での実用化をめざし、物流分野のラストワンマイル配送における配送ロボットの可能性を引き続き、探っていく考えを示している。

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