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19年の国内ギフト市場、1.5%増の10兆7302億円…カジュアルギフトが牽引

(株)矢野経済研究所は17日、2019年のギフト市場調査の結果を公表した。カジュアルギフトが引き続き市場を牽引して好調だった一方、儀礼的な要素の強いフォーマルギフトは時代の流れとともに縮小傾向にある。

お中元・お歳暮は縮小傾向

 19年のギフト市場規模は、小売り金額ベースで前年比101.5%の10兆7302億円とプラス成長を見込んだ。

 一方で、お中元は7300億円を見込み、前年比96.3%、お歳暮は9100億円で、同96.7%。ただ、個人的な、また親密な間柄のカジュアル(パーソナル)ギフトは需要が増していることから、市場全体は拡大基調にある。

狙い目は「母の日」「父の日」など

 特に昨今は、高齢化の進展に伴ってシニア層が増加。「母の日」や「父の日」「敬老の日」といった、自分より目上の人に贈るカジュアルギフトが拡大している。背景には、贈られる人口の増加と、贈る側の年齢層も高まって、購入単価の上昇傾向がみられたことなどが大きな要因になっている。

 フォーマルギフトのように形式や作法にとらわれず、自分が使って良かったもの、食べておいしかったもの、話題性のあるもの、旬の美味しいものなどを、親しい間柄へ贈るという消費者志向もある。こうしたカジュアルギフトの贈り方は、「現代に即した形で変化したギフトの在り方」ともいえそうだ。

食品ギフトを選ぶ人が増加!

 ギフトとして「食品」を選ぶ人が増加しているのも特徴だ。カジュアルギフト需要が増加傾向にある中、身近な人だからこそ、贈り先の嗜好を優先した食品や、特定の季節や産地、厳選素材といったこだわりのある食品をギフトとして贈る傾向が見られる。

 高齢者世帯や世帯規模縮小など生活スタイルを考慮した小分け商品や自家用(自分用)ギフト需要も堅調。ホームパーティーの手土産需要や、食品が軽減税率対象商品であることなど、食品ギフトを選択するという需要は今後も継続されるものとみる。

今年も19年同様の推移と予測

こうしたことから、20年も前年見込みとほぼ同じ伸び率となる101.7%の10兆9150億円と,
さらなる伸長を予想。一方、お中元は同95.9%の7000億円とし、お歳暮は同96.2%の8750億円と予想している。

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