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バルクオムがヨーロッパに進出、英仏でメンズブランド展開へ

(株)バルクオムは17日 自社のメンズスキンケアブランド『BULK HOMME(バルクオム)』を、3月20日からフランスとイギリスでも販売すると発表した。欧州展開を機に全製品の外箱をプラスチックから紙に切り替え、「世界標準」に対応する。

外箱をプラ→FSC認証の紙素材に変更

 『バルクオム』の海外進出は、2017年の台湾を皮切りに中国、韓国、香港とアジアを中心に展開してきた。日本が世界から注目される2020年にヨーロッパへ進出することで、日本のメンズスキンケアブランドとスキンケア文化を世界に発信する後押しになると考えているという。

 『バルクオム』は、19年3月にイタリア・ボローニャで行われた世界最大級の美容展示会「Cosmoprof Bologna2019」内の、608ブランドがエントリーをした「Cosmoprof Awards2019」Hair Product部門で、『THE SHAMPOO』(シャンプー)が日本のメンズブランドとして初めてグランプリを受賞している。

エムバペ選手起用ですでに反響も

 同年6月には、世界を代表するエースストライカーのキリアン・エムバペ選手(パリ・サンジェルマンFC)をグローバルアンバサダーに起用し、ヨーロッパ進出へ向けて準備を進めてきた。この1年で、ヨーロッパの国々から100件以上の反響や問い合わせもあったという。

 世界のメンズグルーミング市場のシェア約25%を占める西ヨーロッパで行ったマーケティング調査では、12~17年でバルクオムと同価格帯のプレミアムスキンケア市場が約2.5%成長しているという調査結果が出ている。背景には、多くの新ブランドの進出や新しい販売モデルによって活性化している市場の可能性が高いと考えられるという。

 フランス・イギリスでの3月20日時点での販売製品は、THE FACE WASH(洗顔料)/THE TONER(化粧水)/THE LOTION(乳液)/THE SHAMPOO(シャンプー)/THE TREATMENT(トリートメント)/THE SCALP SERUM(頭皮美容液)/THE BUBBLE NET(洗顔ネット)。ほかの製品についても順次、拡大する。

自社ECと百貨店で展開

 主な販売チャネルは、2国に対応する自社ECサイトをはじめ、ロンドン発デジタルガジェット体験型セレクトショップ「SMARTECH」(スマーテック)が出展する百貨店として、パリ老舗百貨店「Printemps Haussmann(プランタン・オスマン本店)」、ロンドン高級百貨店「Selfridges(セルフリッジズ)」などを予定している。

 バルクオムは、ヨーロッパ進出を機に、グローバルスタンダードとなっている地球環境に配慮したサスティナブルへの取り組みを始める。最初の活動として、全製品の外箱をプラスチック素材のクリアケースからFSC認証紙素材を使用した紙箱へのリニューアルを決めた。

 これにより、年間約46トンのプラスチックの使用削減となり、これはペットボトル500mlの約200万本分となるという。紙箱を使用した製品展開に関しては、20年内に日本国内での流通もめざしている。

21年3月までに英仏100店舗取扱へ

 今後は、21年3月までに両国での取り扱い100店舗をめざし、百貨店のような高価格帯の店舗を中心に、デパートコスメなどを取り扱う化粧品専門店への展開を想定。両国内の男性のスキンケアがライフスタイルの一部となるように、スキンケアの啓蒙活動を実施するとともに、さらにサスティナブル・エコ活動を促進し、地球環境と寄り添うグローバルブランドへと進化させていく方針を打ち出している。

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