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「置き配」の魅力、1位は「配達員の負担が減るから」

セイノーHDグループの(株)LOCCOと(株)Tポイント・ジャパンは18日、共同で実施した『置き配に関するアンケート』の結果をまとめ、発表した。利用経験は2人に1人で、置き配の魅力として、「配達員の負担軽減」が一番に挙がっていた。未利用者が利用しない理由は「盗難が不安」だった。

置き配の利用経験者は49.7%、20代が最多で57.1%

 コロナ禍で、ネットショッピングやフードデリバリーなどの「配送サービス」への需要が大きく増加している。一方で、「2024年問題」として、自動車運転業務に対しても時間外労働の上限規制が適用されることに起因する、配達員の人員不足や配送遅延、運賃価格の上昇といった深刻な物流課題が懸念されている。

 再配達によるCO2排出量の増加や配達員不足も引き続き、問題視されている。そんな中、「置き配」は受け取り手側に在宅を必要とさせず、配達員にも再配達を生じさせないことから、大きな関心を集めている。アンケートは2月初旬、全国の20歳から60歳のT会員男女1251人に利用実態やサービスへの意識を聞いた。

 それによると、「置き配」の認知、利用状況は、93.6%がサービスを「知っている」。うち、49.7%が「実際に利用したことがある」と回答した。利用経験者は20代が57.1%で最多。30代は55.4%、40代は51.6%、60代が43.0%。20~40代で積極的な利用の傾向が見受けられ、頻度についても同様に若年層ほど高いことが分かった。

「置き配」未利用者も利便性はメリットを認識

 直近1か月の配送サービスの利用で、最も「置き配」で荷物を受け取った人に、8項目を示して「推奨したいポイント」を挙げてもらったところ、1位は「再配達がないので、配達員への負担が減る」(62.4%)、2位に「再配達がないため、配送会社への連絡などが不要」(58.2%)、3位に「配送に合わせて在宅する必要がない」(56.0%)だった。

 一方、「未利用者」が置き配サービスに魅力に感じる特徴は、1位が「再配達がないので、配達員の負担が減る」(32.8%)、2位は「再配達がないので、配送時の自動車のCO2が削減され、環境にやさしい」「再配達がないため配送会社への連絡などが不要」(各26.4%)、3 位に「置き配でポイントがもらえる」(25.9%)という結果になった。

 利用経験の有無にかかわらず、置き配の魅力については「再配達にかかるコスト(時間的/環境的)の軽減」が挙げられていた。また「配達員の負担が軽減される」点が最も高く評価されており、コロナ禍でエッセンシャルワーカーとして存在感を強める配達員への配慮がうかがえる。荷物の受取手である生活者にも、環境やヒトに優しい「持続可能な物流」を支える一員としての意識が芽生えていると考えられる。

全年代で「置き配」に盗難・紛失・不安のイメージも

 さらに、置き配を知っているが利用したことがない人に、自由回答で「理由」を聞いた。結果は、全年代を通して「盗難」「盗む」「紛失」「不安」などのワードが多く寄せられた。荷物の盗難や紛失など、防犯上の懸念から抵抗感を感じていることがうかがえる。

 しかし、置き配サービスを運営するLOCCOによると、21年1月から22年3月に、「盗難」や「紛失」などによる盗難保険の適用率は0.0008%と、実際に置き配でトラブルに遭遇するのは10万件に1件未満であることが分かった。

 また、LOCCOの「置き配」サービスでは、「十万が一」の確率でトラブルが発生した場合も、 「置き配保険」と呼ぶ独自設計の損害保険で代替され、商品急送の仕組みで対応。そのほか、画像付きの配達完了報告や、配送時に袋をかぶせたケアで水濡れ・汚れを防止するなど、安心して「置き配」を利用できるサービスを提供している。

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