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【初心者向け】Googleアナリティクスの基本的な見方・使い方をわかりやすく解説

Googleアナリティクスでできること

Googleアナリティクスでは、自身が管理するWebサイトを分析できます。よく似たツールにGoogleサーチコンソールがありますが、検索結果画面におけるWebサイトのデータはサーチコンソール、Webサイト内のユーザーのデータはアナリティクスで確認します。
Googleアナリティクスでできることは以下のとおりです。

 ●どんなユーザーが多いか(性別・年齢・地域・デバイス)
 ●どこからユーザーが流入しているか(自然検索・外部リンク・広告・SNS)
 ●ユーザーはどんな動きをしているか(ページビュー・ランディングページ・直帰率・離脱率・ページ滞在時間・コンバージョン率)

そのほかに条件を組み合わせて、コンバージョンしたユーザーはどこから流入しているか、デバイスごとのページビューや滞在時間の差異はどのくらいかなども調べられます。

Googleアナリティクスでよく使う用語

Googleアナリティクスでは、セッションやページビューをはじめ、多くの専門用語が用いられます。分析をするうえで各種用語に対する理解は必要不可欠です。いずれもWeb業界ではよく使われる用語ですが、なじみのない方は確認しておくとよいでしょう。

以下では、Googleアナリティクスでよく使う用語について解説します。

ユーザー


ユーザーとは、特定の期間にWebサイトを訪れた人を指します。Googleアナリティクスにおけるユーザーは固有のユーザーを指すため、1人のユーザーが複数回訪れても1ユーザーとカウントされます。

たとえ異なるデバイスからのアクセスであっても、同じGoogleアカウントにログインしていればアナリティクス上では1ユーザーです。しかし、Googleアカウントにログインせず、パソコンとスマートフォンでアクセスした場合は2ユーザーとカウントされます。

セッション


セッションとは、Webサイトへの訪問回数です。「ユーザー」が固有のユーザーを指しているのに対し、セッションは1人のユーザーが複数回訪問しても、重複してカウントされます。Googleアナリティクスでは、1回のセッションを30分間に設定しています。そのため、12時にアクセスしたユーザーが12時29分に再度アクセスすると1セッション、12時30分にアクセスすると2セッションです。

なお、Webサイトを開いたまま30分以上操作がないと、次に操作したときに新たなセッションとして計測されます。

ページビュー数


ページビュー数とは、閲覧されたWebページの数です。ブラウザにページが読み込まれるとカウントされます。ユーザーがWebサイトを訪れて、1ページだけしか閲覧しないとは限りません。

トップページにアクセス後、お問い合わせページを閲覧してブラウザを閉じればページビュー数は2、トップページからお問い合わせページ、問い合わせ内容を送信してサンクスページまで閲覧したらページビュー数は3です。

新規セッション率


新規セッション率とは、特定の期間内にはじめてセッションした割合です。たとえば、1月1日から1月7日の1週間に10件のセッションがあったとします。そのうち、3件は1人のユーザーが訪れていたとしたら、10件中2件は重複セッションであるため、新規セッション率は80%です。リピーターを除いたセッションの割合と考えてもよいでしょう。

平均セッション時間


平均セッション時間とは、セッション1回あたりの平均タイムです。セッションはユーザーがWebサイトを訪れて離脱するまでで1回とカウントされます。そのため、セッション時間はユーザーの滞在時間です。

平均セッション時間は長ければよいものではありません。基本的には長く滞在してもらうべきですが、求める情報を見つけられずにセッション時間が延びている可能性もあります。平均セッション時間が適度に短い場合、ユーザビリティが高く、情報が整理されているため、すぐに求める情報を見つけられたとも考えられます。

直帰率


直帰率とは、ユーザーがアクセスしたページのみ閲覧して離脱した割合です。直帰率が高い場合、アクセスしたページが利用しにくかったり、ページの読み込み速度が遅かったりと、さまざまな原因が考えられます。

しかし、メディアサイトで1ページに情報を網羅すると、アクセスしたページのみでユーザーのニーズを満たせるため、直帰率は高くなります。また、広告のランディングページのように1ページで完結する場合も同様です。そのため、直帰率の高低のみで一概にWebサイトの価値は決められません。

離脱率


離脱率とは、ページが閲覧された回数のうち、当該ページで離脱した割合です。また、直帰率は当該ページをランディングページとして流入したユーザーのみを対象としている一方、離脱率は当該ページを訪れた全ユーザーを対象としています。

離脱率も直帰率と同様、高低だけでは判断しにくい要素です。ユーザビリティの不足によって離脱している可能性もありますが、コンテンツに満足して離脱している可能性もあります。そのため、当該ページの役割やほかの指標とあわせてチェックすべきです。

たとえば、申し込みフォームの途中のページで離脱率が高いのは問題です。一方、メディアサイトで離脱しているユーザーの滞在時間が長ければ、情報を得て満足していると考えられるでしょう。

Googleアナリティクスのホーム画面

Googleアナリティクスを開くと、はじめに表示されるのがホーム画面です。ホーム画面にはさまざまなパネルが表示されており、ホーム画面の内容だけでもWebサイトの概要をつかめます。

以下では、Googleアナリティクスのホーム画面にあるデータについて解説します。

ユーザーサマリー


ユーザーサマリーは、ユーザーのアクセスに関する概要レポートです。ユーザーサマリーに表示されている要素は、以下の4つです。

 ●ユーザー
 ●セッション
 ●直帰率
 ●セッション継続時間

デフォルトでは、過去7日間のユーザー数についてのグラフが表示されています。左下の過去7日間をクリックすると期間の変更、各要素をクリックするとグラフで表示する指標を変更できます。

リアルタイムレポート


リアルタイムレポートは、現在Webサイトを閲覧しているユーザーのレポートです。リアルタイムレポートに表示されている要素は、以下の4つです。

 ●リアルタイムのアクティブユーザー
 ●ページビュー(1分あたり)
 ●上位のアクティブページ
 ●アクティブユーザー

上位のアクティブページは、閲覧ユーザーが多い順にWebページのURLが表示されます。ページごとのユーザー数はアクティブユーザーで確認できます。

ユーザーを獲得している方法は?


ユーザーを獲得している方法は?のパネルは、流入チャネルのレポートです。表示される要素は、以下の5つです。

 ●Organic Search:検索エンジンの自然検索
 ●Referral:外部リンク
 ●Direct:直リンク(ブックマークや手入力)
 ●Social:SNS
 ●その他

ユーザーの流入経路を確認して、流入施策の効果測定ができます。参照元/メディアや参照サイトをクリックすると、検索エンジンごとのユーザー数、遷移元のWebサイトごとのユーザー数などもチェックできます。

アクティブユーザーの動向


アクティブユーザーの動向は、アクティブユーザー数の推移レポートです。日別、週別、月別の推移を確認できるため、おおまかなユーザー数のチェックに適しています。どこかのタイミングで急激な増減がみられる場合は、原因を探る必要があるでしょう。

ユーザー維持率


ユーザー維持率は、Webサイトを訪れたユーザーが再訪問する割合をグラフ化したレポートです。ユーザーのロイヤリティを測る指標に活用できます。たとえば、ECサイトでユーザー維持率が高ければ、リピーターを獲得できていると判断できます。

ユーザーが訪れる時間帯はいつですか?


ユーザーが訪れる時間帯はいつですか?のパネルは、時間帯ごとのユーザー数をグラフ化したレポートです。曜日・時間帯別のユーザー数が色の濃淡で示されます。アクティブユーザーが多い時間帯に、新規記事や新商品のお知らせを公開すれば、より多くのユーザーにリーチできます。

ユーザーの地域は?


ユーザーの地域は?のパネルは、国ごとのセッションの割合をグラフ化したレポートです。国内向けのWebサイトの場合、ほとんど活用することはないでしょう。インバウンドプロモーションサイトや越境ECサイトのように、さまざまな国からアクセスがあるWebサイトで役に立つ指標です。

ユーザーが訪れているページは?


ユーザーが訪れているページは?のパネルは、アクセスが多いWebページのレポートです。アクセスが多いページに、誘導したいページの内部リンクを貼ったり、広告リンクを掲載したりと、施策を決めるうえでの材料になります。

また、eコマースのトランザクションを測定していれば、ページごとの価値も算出可能です。

目標達成に向けた進捗状況は?


目標達成に向けた進捗状況は?のパネルは、設定した目標の達成度のレポートです。資料請求や商品購入などの目標を設定しておくと、目標達成に対する進捗が表示されます。アナリティクスで目標進捗を確認するメリットは、ユーザー数やページビューなどの指標と目標進捗を対応させられる点です。目標を達成するためにどのくらいのアクセスが必要なのかを測定できれば、より精緻な目標の設定に役立つでしょう。

Google 広告キャンペーンのパフォーマンスは?


Google広告キャンペーンのパフォーマンスは?のパネルは、広告経由のユーザーに関するレポートです。表示される要素は、以下の5つです。

 ●直帰率
 ●平均セッション時間
 ●ページ/セッション
 ●Direct
 ●新規セッション率

広告経由のユーザーに絞ってアクセスデータを確認できるため、広告の効果測定に適しています。

最低限使うべきレポート画面は6つ

Googleアナリティクスには、ユーザーの動向、サイトコンテンツ、集客チャネルをはじめ、あらゆるデータが収められています。しかし、膨大なデータやレポートを毎日すべて確認することはできません。

さまざまなデータのうちでも、プロのアナリストが定点観測しているのはほんの一部です。以下では、最低限使うべきレポート画面について解説します。

「ユーザー サマリー」でユーザーの訪問状況を確認する


ユーザー サマリーでは、ユーザーの訪問状況を確認します。基本的には軽く目を通す程度で問題ありませんが、急激な増減があったときには要因を探る必要があります。ユーザー数やセッション数が大きく増減する要因は、検索結果順位の大幅な変動や有名サイトからの被リンクなどです。

「目標 サマリー」でコンバージョン数を確認する


目標 サマリーでは、コンバージョン数を確認します。Googleアナリティクスでは「目標の完了数」とも呼ばれます。コンバージョンは、Webサイト運営におけるゴールであるため、毎日かならずチェックしておきましょう。

なお、Googleアナリティクスのコンバージョンはみずから設定する必要があります。目標は、商品購入、資料請求、会員登録など、Webサイトの目的に応じて設定します。

「行動 ページ」から各ページの状況を確認する


行動 ページでは、Webページごとのページビュー数や滞在時間を確認します。多くのユーザーが訪れているページは、伸びしろをもっているページです。内部リンクを貼ってコンバージョンに誘導したり、キャンペーンをお知らせしたりと、さまざまな施策を講じられるでしょう。

「モバイル サマリー」でユーザーの使用デバイスを把握する


モバイル サマリーでは、デバイスごとのユーザー数、セッション、コンバージョン率などを確認します。パソコンとモバイルではレイアウトやユーザビリティが異なるため、滞在時間やコンバージョン率はデバイスごとに差が出るケースが多いです。近年では、とくにモバイルユーザーを意識した設計にすることがポイントです。

「集客 サマリー」でユーザーの流入元を確認する


集客 サマリーでは、ユーザーがどんなチャネルから流入しているかを確認します。SEO施策はOrganic Search、SNSマーケティングはSNSと、それぞれのチャネルごとに集客施策の効果測定ができます。また、集客チャネルのデータは、ペルソナの設定やターゲティングの材料としても活用すべきです。

「サイトコンテンツ ランディングページ」でユーザーが最初に訪れたページを確認する


サイトコンテンツ ランディングページでは、ユーザーがどのWebページをはじめに訪れているかを確認します。Webサイトの印象はランディングページで決まります。

また、ランディングページになりやすいページはファーストビューにもこだわるべきです。メガメニュー、パンくずリストをはじめ、はじめて訪れたユーザーがサイト構造を理解できるような工夫が求められます。

Googleアナリティクスの最新バージョン「GA4」

Googleアナリティクスは、2020年10月のアップデートによって、新たなアナリティクスが追加されました。それがGA4(Google Analytics 4)です。新たなアナリティクスであるGA4に対して、従来のアナリティクスはユニバーサルアナリティクスと呼ばれます。GA4の特徴は、機械学習の高度化、分析機能の精度向上、プライバシー保護の強化などです。

ユニバーサルアナリティクスとGA4はそれぞれ機能が異なりますが、運用方法は同じです。どちらもGoogleアナリティクスのページ上で管理できます。ユニバーサルアナリティクスとGA4のアカウントは同時作成できるため、両方作成しておくとよいでしょう。

まとめ

Googleアナリティクスでは、Webサイトを運用するうえで重要なデータを収集できます。ユーザー数、ページビュー数などの基本データはもちろん、さまざまな条件をつけてデータの抽出や分析が可能です。

あまりにも機能が多く、操作方法に悩んでしまう方もいるかもしれませんが、日々の定点観測で確認すべきデータはそれほど多くありません。Googleアナリティクスによってユーザーの動きやニーズを分析できれば、コンバージョンにつながるコンテンツを制作できるでしょう。

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